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2010年5月28日金曜日

ひさぶりにシビれる作品に出会いました

ひさしぶりの更新です

先日、知り合いから教えていただいて入手したこの作品

納 浩一 3rd album「琴線」
http://www.osamukoichi.com/release/chord.html

いや…素晴しい…、ひさしぶりにしびれています
最近、ウッドベースの音色がやけに気になる自分でした

納 浩一さんは京大出身バークリー卒、エリート中のエリート
国内では森山良子さんをはじめ、さまざまなフィールドで
サポートやレコーディング、ライブやギグを続けていらっしゃいます
ベースやジャズの専門誌では、知らない人はいないほど
有名なトップベーシストです

この数日、カーステでパワープレイ中
とくに5曲目の「ドナ・リー」は圧巻!
元々はジャコパスがフレットレスのジャズベで弾き倒した
チャーリーパーカーのプレイで有名なビ・バップの名曲
これを、ウッドベースで弾き倒しちゃうそのパワーは
録音といえど、マイクを通じてちゃんとCDに入っています
ほとばしる情熱、とでもいうのかな、
心からベースに心酔し、ベースにすべてを捧げたその熱意
車のなかのテキトーなステレオ越しにだって、しっかり伝わってくる
そう、プレイヤーの想いって、録音だってラインだってなんだって
相手に伝わるものなのだ、僕はそう信じています。
だから、ライブなんてもっともだし
言葉になっていなくても、その「音」とかで充分
いわんや、僕らの生活のなかでいえば、
心情を言葉に表さず、黙していたとしても、
心のなかに思っていることって、この身体がなんの気なしに発する雑音とか
この身体がうごく動作、顔にでる表情に出てくるんだと、僕は思います。
そういう「無意識のうちの表現」、ってあるんじゃないかな…
話がそれつつありますけど、とにかく 「いい音しています」 この作品!
それと、たった4本の弦でできているベースという楽器に
生身の人間がここまで命を吹き込んでいることに感服。
興味のある方はぜひ、入手してじっくりお聴き下さい。