for mobiler

for mobile phone

2010年1月28日木曜日

月夜には…

この曲を聴きたくなります



ドビュッシー 「月の光」

やはり中学の頃だった、かな…
バッチリ受信できるエフエムといえば、NHK-FMでして
とある番組のなかで「富田勳」氏の作品を特集していました
もちろん、シンセ大好き、好奇心旺盛な僕は
カセットをたくさん用意してデッキの前に陣取り
目をつむるかのごとく、気持ちを集中して聴き入っていました

富田勳氏といえば、シンセと一人多重録音を駆使し、
壮大なオーケストレーションを擁した作品をリリースした
世をときめくカリスマアーティストでした

まだテクノポップという言葉さえ生まれていないころ
シンセサイザーとシーケンサーを駆使して音楽を作ることに
大きな可能性を感じ、そしてそれを実現した方で、
彼のとった録音方法は、その後もずっとスタジオの現場で応用・活用されてきました

不思議だったのは、番組でかかる作品は、まるでオーケストラで
とても奥行きがあり、たくさんの本数の楽器で演奏している
いわばシンフォニックな響きにあふれているのに
トーク部分で富田先生おっしゃるには
「はい、使ったシンセは1台です」
え…?どうして? どうしてこんなにシンフォニックなの?

つまり、バイオリンが何人もいて、それぞれ微妙にピッチ(音程)が異なっている
だからこそ、大勢合わさると、共鳴しあって豊かでおおきな揺れとなり
奥行きのある響きとなる、答えはとてもシンプルでしたが、
ちゃんと実感持って理解できるまでしばらく時間がかかりました

富田氏の作品は全編シンセでできており、
スペイシーで幻想的でしたが、
同じ番組で紹介された、この曲の原曲をきいたとき
ピアノ一本の音色での描写にとても感動しました

自宅の庭先から見える、月明かりに照らされた樹々や遠くの山々
そういう身近な風景ともイメージがぴったり重なった曲でした

それからというもの、どこに住んでいても、いつになっても
月明かりの夜にはこの曲をふと思い浮かべるようになり
ピアノがそこにあると、出だしの簡単なところを弾いてみたり

今夜はなかなかきれいな月明かりのようです

2 件のコメント:

M さんのコメント...

タイトルを見て
『まさか・・・月の光なんて事は・・・あった~(笑)』みたいな。

ずっと『何だっけかなぁ?』と悩んでたんですが、
そうか・・・戦場のメリークリスマスだ。
スッキリ・・・。

匿名 さんのコメント...

ひろ
今日はきれいな月夜ですよね
戦場のメリークリスマス
見たこと無いので良くわからないけど・・・
きれいなのでしばらく眺めてました。
清水君ピアノ弾けるんですか?
私はあまり得意ではありません。
職業柄、弾かないといけないのですが・・
最近弾いてないなあ